auの中古端末はSIMのロック解除が実質不可能に
携帯電話会社のauではSIMロック解除手続きの条件変更を発表。
2017年12月1日より各auショップで端末のSIMロック解除に応じるのは「契約者本人の購入履歴がある場合に限る」とされ、中古で購入した端末(スマートフォン)のSIMロック解除が実質不可能になります。
これまで大手携帯3キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)の中では、唯一auのみが中古のiPhoneやXperiaのSIMロック解除に応じていたのですが、今後はそれが出来なくなり、au系の格安SIMを取り扱っているMVNOに何かと影響が出そうです。
この規制強化で消費者にどういう影響がでるのか?
今回の規制強化で影響がでるのは『格安SIM用に中古のau端末購入を考えているユーザー』です。
auのスマートフォンを契約している利用者本人なら、これまで通り端末のSIMロック解除が可能なので、現役のauユーザーがUQモバイルやmineoなどのau系のMVNO(格安SIM)に乗り換える分には問題ありません。
また中古のスマートフォンを購入するならNTTドコモの端末一択なので、auの中古端末がSIMロック解除不可になったとしても消費者にとってそこまで影響はないと思います。
au系の格安SIMを利用しているユーザーは将来困るかも?
UQモバイル、mineo、iijのauプランを契約しているユーザーが、現在使用している機種が壊れた時に、SIMフリー以外の機種が選べなくなるのがちょっと不便になるかもしれません。
(iPhoneを購入する場合でもSIMロック解除済みの端末やAppleの公式オンラインストアで販売しているSIMフリー機を購入すれば問題ないかな?)
【まとめ】auの中古端末が実質SIMロック解除不能に!
■2017年12月1日よりau中古端末のSIMロック解除が実質不可能に
■契約者本人なら従来通り手持ちのスマートフォンをロック解除可能
■影響がでるのはau端末(中古)の購入を考えているユーザー
・消費者への影響は少なそう
2017年に入り格安スマートフォンの全契約数がついに1,000万台の大台を突破しましたが、MVNOに乗り換える人の大半が新しいスマホを購入するか、大手携帯キャリアのスマホを再利用するので、auの中古端末が実質SIMロック解除不能になったとしても消費者への影響はそこまでないと思います。
一部ユーザーにとって今回の規制強化は残念かもしれませんが、もし中古のiPhoneやXperiaの購入を考えているならNTTドコモのブランドを買いましょう。
※NTT系の格安SIMを契約するなら通信速度が速い『LINEモバイル』のプランがお勧めです