IIJmio(アイアイジェイミオ)にてau回線を利用した格安SIMプランが新登場!
インターネットイニシアティブ株式会社が運営する個人向け格安SIMサービス『IIJmio(アイアイジェイミオ)』にて、2016年10月1日より auの4G LTE回線ネットワークを利用した格安SIM及び端末セットの提供を開始することを発表しました。
IIJmioプレスリリース→auの4G LTE回線を利用したIIJmioモバイルサービス タイプA 提供開始
auの回線ネットワークを利用した第三のMVNO
IIJmio(アイアイジェイミオ)ではNTTドコモの通信回線を使用した格安スマホ(格安SIM)を提供してきましたが、10月1日よりauの4G LTE回線に対応したプランの提供を新たに開始します。
IIJmio公式サイト→選ぶなら確かな品質。IIJmioの格安SIM
これまでauの通信回線を利用したMVNOはUQモバイルと、mineoのAプランが存在していましたが、そこにIIJmioが新たに加わることになります。
IIJmio SIMのラインアップに、auの4G LTE回線を利用した「IIJmio(アイアイジェイミオ)モバイルサービス タイプA」を追加し、2016年10月1日より提供を開始します。
マルチキャリア対応(2016年10月1日から)
10月1日(予定)より現在の『IIJmio高速モバイル/Dサービス』から→『IIJmioモバイルサービス』へサービスの名称が変更になります。
またこの変更に伴い、既存のNTTドコモ回線を『タイプD』、auの4G LTE回線を『タイプA』として提供していくようです。(この辺り呼び方はmineoのDプラン(ドコモプラン)、Aプラン(auプラン)と一緒ですね。)
マルチキャリアに対応することで、ご利用の端末やエリアに合わせて契約回線を選択することが可能になり、同一プラン内で複数のSIMを利用する場合に、タイプD/タイプAを混在させたり、両タイプ間で高速データ通信量をシェアすることも可能になります。
※マルチキャリア対応といっても1枚のSIMカードでNTTドコモ、auの両方の通信帯域が利用できる訳ではなく、複数(2枚以上)のSIMカードを契約した場合に、ドコモ系のSIM・au系のSIMと別々のプランを選べるという意味だと思います。
もしかしたらデュアルSIM対応のスマートフォンならタイプDとタイプAを同時に扱うことも可能かもしれませんが、設定が面倒だったり、別に一般的な使い方なら格安スマホ1台につき1プランで事足りますから、この辺は格安スマホに関する知識がある中級者以上向けの内容ですかね。
IIJmioモバイルサービス タイプA基本仕様
プラン名称 | ミニマムスタートプラン | ライトスタートプラン | ファミリーシェアプラン | |
---|---|---|---|---|
SIMパッケージ価格 | 3,000円 | |||
バンドルクーポン (高速データ通信) |
3GB / 月 | 6GB / 月 | 10GB / 月 | |
月額料金 | SMS機能付きSIM | 900円~ (月額料金:900円+SMS機能付帯料:0円) |
1,520円~ (月額料金:1,520円+SMS機能付帯料:0円) |
2,560円~ (月額料金:2,560円+SMS機能付帯料:0円/枚) |
音声通話機能付きSIM(みおふぉん)*1 | 1,600円~ (月額料金:900円+音声通話機能付帯料:700円) |
2,220円~ (月額料金:1,520円+音声通話機能付帯料:700円) |
3,260円~ (月額料金:2,560円+音声通話機能付帯料:700円/枚) |
|
追加SIM利用料*2 | 2枚目のSIMカード:400円/枚 | 4枚目以降のSIMカード:400円/枚 | ||
1契約あたり利用可能な SIMカードの最大枚数*3 |
2枚 | 2枚 | 10枚 | |
対応端末*4 | 技術基準に適合したVoLTE対応SIMフリー端末 またはau VoLTE対応端末 |
|||
国内音声通話料金 (みおふぉんダイアル利用時) |
20円/30秒 (10円/30秒) |
*1 音声通話機能付きSIMカード(みおふぉん)を12ヵ月以内に解除する場合は、音声通話機能解除調定金((12ヵ月-利用開始月を0ヵ月とした利用月数)×1,000円(税抜))が発生します。
*2 SIMカードを追加する場合は、通常1枚につき2,000円(税抜)の手数料がかかります。さらに、SIMを追加する際に音声通話機能付きSIMを選択した場合、追加SIM利用料のほかに、音声通話機能付帯料が発生します。SIMの追加については、https://www.iijmio.jp/share/をご覧ください。
*3 ミニマムスタートプラン、ライトスタートプランの2枚目、ファミリーシェアプランの4枚目以降は、ご利用開始後に追加が可能になります。音声通話機能付きSIMカードのご契約はお一人様5回線を上限としています。
*4 auで購入されたVoLTE対応端末については、SIMロック解除が必要になります。
※上記費用は全て税抜価格です。
※バンドルクーポン(高速データ通信量)が適用されておらず、通信速度が最大200kbpsの状態で、直近3日あたりの通信量が366MBを超えた場合に、通信速度を制限する場合があります。さらに、クーポンの利用/未利用問わず、直近3日間あたりの通信量が3GBを超えた場合も通信速度の制限を行ないます。(※公式サイトより引用)
【IIJmio】auプランのデメリットや注意点
■IIJmio(アイアイジェイミオ)のauプラン(タイプA)のデメリット
新しくスタートするIIJmioのauプランは、通話品質や利用可能エリアはNTTドコモ系の格安SIMとほぼ同じ。通信速度に関しては利用者が少ない分auプランの方が速いと思います。
ただauの通信回線を利用したプランの特徴(注意点)としては
・VoLTE通信非対応のスマートフォンでは音声通話を利用できない
・KDDI製(au)のLTE端末ではSIMロック解除が必要となります(※SIMロック解除ができない端末では利用できない)
例えばNTTドコモのスマートフォンならドコモ系の格安SIMを使えばSIMロック解除なしでも格安スマホとして利用できるのですが※MVNOの動作確認端末一覧を調べる必要があります。
auのスマートフォンではLTE対応の端末で尚且つSIMロックの解除が必要になります。
おまけにVoLTE通信に非対応の機種ではauプラン(タイプA)のSIMカードで音声通話(電話)が利用できない等、ドコモ系の格安SIMと比べると使用条件に制約が多いです。
※VoLTE通信とはLTE回線を利用した次世代の高品質な通話規格
IIJmioが用意する端末のセットプランを申し込むならこの手の心配をする必要はありませんが
auのiPhoneやXperiaなど、キャリアで契約したスマートフォンを格安スマホとして再利用する場合には注意が必要です。
IIJmio(アイアイジェイミオ)にてau回線を利用した格安SIMプランが新登場! まとめ
これまでauの通信回線を使用したMVNOはUQモバイルとmineoの2社のみでしたが、ここにIIJmioが新規参入することで利用者の選択肢がさらに広がります。
確かIIJmioはNTTコミュニケーションズ株式会社が提供する『OCNモバイルONE』よりも契約数が多く、個人向けの格安スマホサービスを提供する企業の中でも1番人気が高いMVNOです。
日本郵政と連携して郵便局で販売している格安スマホもIIJmioが提供しており、運営元のインターネットイニシアティブは通信業界ではかなり有名な会社です。
そんな『IIJmio(アイアイジェイミオ)』が10月1日からauのスマートフォンでも利用できる格安SIMの提供を開始します。
IIJmio公式サイト→選ぶなら確かな品質。IIJmioの格安SIM
※auの4G LTE回線を利用した『タイプA』プランの提供は2016年10月1日からです。
※他にもお得なキャンペーンやサービスも実施中!
IIJmioのauプラン(タイプA)を利用する為には技術基準に適合したVoLTE対応SIMフリースマホかauのVoLTE対応端末を用意する必要があり、auで契約したキャリアのVoLTE対応端末については機種のSIMロック解除が必要です。
これ以外にもauのスマホを格安SIM運用する場合にはしっかりとIIJmioの動作確認端末一覧を調べる必要がありますが、auのiPhoneも格安で運用できるので興味のある方はIIJを試してみるといいと思います。