ソフトバンクの『ギガモンスター』、auの『スーパーデジラ』に対抗して携帯キャリアのNTTドコモも『ウルトラパック』と呼ばれる、月間20GBの大容量データ定額プランが月額6,000円から利用できる新パックの発表を行いました。
■NTTドコモ→『ウルトラパック』報道発表資料
これで大手携帯キャリア3社の大容量の新データ定額プランがすべて出そろいました。
NTTドコモが100GBの家族向けシェアプランを提供しているのが特徴ですが、基本的なプラン内容は3社ともにほぼ一緒です。
NTTドコモの『ウルトラパック』
『ウルトラパック』は動画等の大容量コンテンツを、データ量を気にすることなく楽しめる新料金プランです。
月間のデータ容量が20GBまで使える『ウルトラデータLパック(月額6,000円)』、30GBまで使える『ウルトラデータLLパック(月額8,000円)』までは他社と同じ内容。
NTTドコモではこの新プランに家族間でデータ通信量が分け合える『ウルトラシェアパック50~100』を追加で投入。月100GBで月額25,000円が高いのか安いのかよくわかりませんが、全体的に1GB当たりの単価は値下がりしています。
総務省の横やりで『実質0円』廃止も携帯料金は安くならず
今年9月にiPhone7が発売されましたが実質0円の廃止で、iPhone7の購入価格は割引きサービスを受けても最安10,800円からと高くなっています。
また今回の大容量データ定額プランの登場で1GB当たりのデータ通信量の価格は平均1,000円→300円前後に値下がりしていますが、5GB以下のプランでは料金は据え置きで変わりません。
携帯電話(スマートフォン)契約者の大部分が5GB以下のプランを契約していると思います。
利用者としては基本プランの値下げを望んでいるのですが、通信会社は企業収益が下がる料金の値下げはしたくないみたいです。
今回の新プランを見ても、全体の収益向上が見込める高い料金体系は提案するものの、収益が下がるような施策は望み薄です。
大手携帯キャリアの態度としては今の料金プランに不満があるなら、MVNOなどの格安スマホに移行しろということですね。