MVNO業界初?の通話定額「かけ放題」プランが新登場!
楽天モバイルでは 2017年4月24日(月)より、通話時間や回数に制限なく「国内通話が何分でもかけ放題」になる【楽天でんわ かけ放題 by 楽天モバイル】の提供をこの春から開始します。
【楽天でんわ かけ放題 by 楽天モバイル】の詳細はこちら
これまで楽天モバイルでは5分以内の通話なら何度でもかけ放題になる「5分かけ放題(月額850円/税別)」サービスの提供を行っていましたが、今回新たに携帯キャリアが実施している「24時間かけ放題」に似たプランの提供を開始します。
「楽天でんわ かけ放題 by 楽天モバイル」の利用料金
国内通話が定額で何度でもかけ放題になる「楽天でんわ かけ放題 by 楽天モバイル」の利用料金は月額2,380円(税別)
この月額2380円はオプション部分の料金なので、楽天モバイルの利用には別途、基本料金が発生します。
■「かけ放題」オプション利用時の月額料金
例えば楽天モバイルの「3.1GBの通話プラン(1600円)」に追加で、こちらの「かけ放題(2,380円)を契約した場合、月々の支払額は合計で3,980円(税別)になります。
これに楽天モバイルが販売しているスマートフォン(端末)を24回払いの分割で購入すると、さらにその費用(端末の購入費用)が加算されます。
大手携帯キャリアとの料金比較
某大手携帯電話会社D社、A社、S社のかけ放題サービスの利用料金が月額2,700円。それが、楽天モバイルのかけ放題サービスなら月額2,380円。
データ通信料は5GBのプランでは、携帯キャリアの支払額が月々8,000円なのに対し、楽天モバイルのプランでは月々4,530円で利用可能です。
楽天モバイル「かけ放題」サービスの注意点・デメリット
楽天モバイルの「かけ放題」サービスを利用するためには、楽天でんわが提供する通話アプリを経由するか、音声通話の発信時に通話番号の先頭に「003768」を付けて電話を掛けないといけません。
※上記以外の方法で電話(音声通話)を利用すると、通常の通話料金(20円/30秒)が発生するので注意が必要です。
他にも「楽天でんわ」では、フリーダイヤル、ナビダイヤル、110番などの3桁番号への発信ができないので注意です。
【補足】通話アプリの「楽天でんわ」を使用しなければ、これらの3桁番号にも普通に電話を掛けることが可能です。
【まとめ】楽天モバイルの「かけ放題」プランはお得なのか?
MVNOの料金体系では通話時間や回数に制限のない「かけ放題」プランの提供は無理だと思っていたのですが、楽天モバイルの試みには驚きです。
しかし大手携帯キャリアの「24時間かけ放題」プランの利用料金が月額2,700円なのに対し、楽天モバイルのかけ放題は月額2,380円と料金の差は320円しかありません。
楽天モバイルのデータ通信料に関してはキャリアの半額から3分の1程度の料金で利用できるので安いのですが、今回の「かけ放題」プランに関してはそこまでお得か?と聞かれると微妙な気がします。
格安スマホユーザーに「かけ放題」サービスは必要なのか?
もともと格安スマホがお勧めな層としては電話やインターネット通信をそんなに利用しないユーザーに限られます。
逆に仕事や用事などで毎日頻繁に電話を掛けるようなら、NTTドコモやau、ソフトバンクなどのかけ放題サービスの方がいいと思います。(他にも携帯キャリアの方が「家族間の通話が無料」など、色々とサービスが充実・メリットがあります。)
また電話に関しては、通話料金が半額になる「楽天でんわ」を使用したり、無料通話アプリのLINEを利用するなど、月額2,380円のかけ放題プランに加入しなくても、工夫次第で通話料金の節約は可能です。
■楽天モバイルには10分かけ放題サービスを希望
最近IIJmioやOCNでは、オプション料金はそのまま(月額830~850円)に、かけ放題の時間を5分→10分に拡大した「10分かけ放題」サービスの提供を開始しました。
これはとてもグッドな改善で、格安スマホを使用する層としてはこちらのプランで十分と言えます。(しかもIIJの通話定額オプションは、家族(同一ID)間では1回30分以内の通話が無料になります。)
→IIJmio 音声通話機能付きSIM「みおふぉん」 1,600円~
※IIJmioの10分かけ放題オプションは2017年5月1日から提供開始予定。
事前は「安かろう、悪かろう」の格安スマホ(格安SIM)でしたが、近年は通信速度が速いMVNOも登場し、通話のかけ放題プランも充実。本当に全体的にサービスの質が良くなっているので、楽天モバイルにも是非ともこの流れに追随して欲しいです。