【電気料金 節約】ENEOSでんきで比較する通信会社の電気プラン

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インターネット通信と電気事業は直接的な関連は薄いものの

最近では電力自由化の波で通信会社も電力販売事業に新規参入、セット割りの導入など、まったく無関係とも言えない時代になりました。

ふとニュースを見てみるとJX(石油会社)がENEOSでんきなるものの提供を始めるそうで、今回はソフトバンクでんきの内容と比べてどんな感じなのか興味が湧いたので調べてブログにしてみたいと思います。

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ENEOSでんきとは?

『ENEOSでんき』とはJXエネルギー株式会社が提供するENEOSブランドの電気事業です。

JXエネルギー株式会社は、石油製品の精製及び販売等を行うJXホールディングス傘下の企業で、日本の石油元売としては最大手であり、世界も第8位の規模を持つ企業です。

そしてENEOSはガソリンスタンドで有名な名前だと思います。そのENEOSが展開する電気事業が『ENEOSでんき』となります。



▲ENEOSでんき公式サイト

JXエネルギーはもともと石油製品の精製や販売を取り扱っているだけあって、発電に関しては自前の専用発電所である川崎天然ガス発電所を所有。業務用ですでに安定した電力の販売を行っている実績があります。

ENEOSでんきの料金プラン

基本料金

※ご契約いただいたアンペア数に応じて、料金が異なります。

アンペア数 単位 料金(税込)
10A 1契約 280.80円
15A 421.20円
20A 561.60円
30A 842.40円
40A 1,123.20円
50A 1,404.00円
60A 1,684.80円
6kVA以上(49kVAまで)のご契約の場合 1kVA 280.80円

従量料金

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※従来料金は為替や燃料価格の変動により1kWh当たりの価格が変わってくると思います。画像の価格は2016年4月現在の価格。

ご契約条件

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請求書や領収書の発行にお金が掛かるのですが、事務所として借りてる場合や確定申告等で電気料金の領収書が必要な場合はどうなるのでしょうね?

個人事業者としての確定申告する時に、電気料金等を経費扱いにする場合に領収書の添付が必要になることもあるので別途証明書の発行手数料が発生しそうです。

東京電力との料金比較

東京電力と比較した場合、基本料金はほぼ変わらず。

2016年1月の東京電力の請求額は30A契約 使用量が281kWhの場合、料金は7,248円(税込)

ざっくりENEOSでんきの料金を計算してみたら同じ電力使用量の場合の料金は7,077円(税込)でした。※適当に計算したので数十円単位の誤差があるかもしれません。

月の電気料金が平均7,000円前後だと、東京電力の料金と比較してみると思ったより差がない印象です。(それでも年間に直すと1,000円以上は節約できています。)

同社の広報による情報

同社の広報によると

従量料金は三段階になっており、電気使用量の多い家庭ほど大きな価格メリットが得られる仕様。逆に120kWhに満たない場合は、現在の東京電力の従量電灯B/Cと比較して7%高くなる。「三段目の料金を大幅に下げた。東京電力管内の2/3のご家庭に、価格メリットが出る料金設定になっている。お得感ではトップクラスと認識している」

また同社が試算したモデルケースでは、1か月の電気料金の平均が約8,200円の家庭の場合、年間で約4,900円安くなる(月々約408円の節約)。同様に1か月の電気料金の平均が約14,100円の家庭なら、年間で約15,000円の節約が可能だという。大村氏は「ENEOSでんきでは、他の商材とセットにしなくても充分にお得が感じられる」と紹介した。

毎月の電力使用量が多い家庭ほど料金が安くなりそうですね。

大手電力会社も対抗して料金の値下げを発表

電力自由化で従来の電力会社よりも安い料金で電気を提供する企業が増えてくることを懸念してか、従来の東電などの大手電力会社も料金の値下げを発表。

毎月の電気料金が8,000円以上のご家庭で1%から最大7%ていどの値下げになるとのこと、原油価格が15年ぶりの安値を付けそうな水準で推移しているので下がって当たり前じゃないの?と思ってしまいますが企業努力の賜物(たまもの)としておきましょう。

ソフトバンクでんきとの比較

ソフトバンクでんきでは自宅のインターネット回線、携帯電話、電気プランをセットで契約すれば『おうち割り』として毎月100円~300円の料金の割引が受けられます。

▶おうち割りの内容

■毎月の電気代が約6,500~8,000円の家庭が『スタンダードプラン』に加入するとおうち割で毎月100円割引き

■毎月の電気代が約8,000~16,000円の家庭が『バリュープラン』に加入するとおうち割で毎月200円割引き

■毎月の電気代が約16,000以上の家庭が『プレミアムプラン』に加入するとおうち割で毎月300円割引き

毎月の電気代が8,000円の場合ENEOSでんきが約400円の節約、ソフトバンクでんきが約200円の節約と考えるとENEOSの方がお得に感じますね。(※一応ソフトバンクでんきは電気代1,000円ごとに5円分のTポイントが貯まる等他の特典もあります)

auでんきとの比較

ついにKDDIも4月から『auでんき』を開始することを発表。

発表によるとauでんきで提供されるのプランはは家庭向けの『でんきMプラン』と事務所やお店向けの『でんきLプラン』の2種類。

単身世帯から家族世帯までのすべての利用者に還元させるように割引プランを設定。

還元率は月間の利用料金によって違い月額4999円までが1%還元、5000円~7999円までは3%、8000円以上は5%と割引率としては高いほう

しかし割引を受けるためには、全国のMasterCard加盟店で使える『au WALLET プリペイドカード』が必要になりそうで、このカードに馴染みのない人には敷居が高そうです。

『auでんき』のターゲット層は完全に携帯電話のauユーザー向けといった感じがします。

ENEOSでんきで比較する通信会社の電気プラン まとめ

こうやって調べてみると結構ENEOSでんきが良さそうで興味が湧いてきました。
■ENEOSでんきの料金プランはシンプルに1種類のみ

4月に同社が提供する料金プランは『Aプラン』1つのみです。

これに長期割引などの各種割引や特典を今後付けていくようです。

ENEOSでんきのメリット

通信会社の電気プランと違ってややこしいセット割りがなく料金設定も明快です。

またENEOSカードで電気料金を支払うとガソリン・灯油・軽油代が安くなったり、提携するクレジットカードで料金を支払うことでENEOSでんきの支払い200円につき1ポイント(還元率0.5%)のTポイントが付与されたりと、お得な特典も用意されています。

ENEOSカードにはP,C,Sの3タイプがありS(スタンダード)タイプなら年1回のカードご利用で年会費が無料、ガソリン・軽油の給油はいつでも1ℓあたり2円引き

C(キャッシュバック)タイプなら年会費が1,250円ほど掛かりますが、毎月のカードご利用金額に応じて、 ガソリン・軽油が最大7円/リットル引きなど

ガソリンスタンドENEOSを利用するならかなりお得なクレジットカードです。

ENEOSカード

ご家庭の電気料金の節約に最適

だいたい1か月に300kWh以上電力を使用するご家庭でENEOSでんきに乗り換えるメリットが大きくなります。

1か月の電気料金の平均が約8,200円の家庭なら年間で約4,900円の節約

同様に1か月の電気料金の平均が約14,100円の家庭なら年間で約15,000円の節約が可能と、それなりの金額の節約につながります。

通信会社がもう少し単純明快な電気料金プランを提供してくれれば検討の余地があるのですが、『ENEOSでんき』の内容を知ってしまうと、今のところこれには勝てないなと思ってしまいました。(大手通信会社はもっとシンプルで分かりやすいプランを出すべきです。)

4月からの電力自由化を機会に電気の契約を見直せば毎月の電気料金を節約することが可能です。特に4人家族以上のご家庭で節約のメリットが大きくなります。

『ENEOSでんき』ではシンプルな料金プランに加え、2016年の3月31日までに申し込めば初月2,000円引きの特典付きです!

とくに特別な工事や手続きが必要な訳ではなく、申し込むだけで簡単に電気の契約が切り替えられるみたいです。

『ENEOSでんき』の供給エリアは

茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県の一部(富士川以東)の関東地方です。※離島を除く

※高圧一括受電や社宅など、建物全体で一括でのご契約をしている方は対象外です。

これらの供給エリア内ににお住いのかたはこれを期に新電力への切り替えを検討してみてはいかがですか?おもしろそうです。

▼『ENEOSでんき』の詳細、申し込みはこちらから



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