MVNOの急襲、NTTドコモの帰還
2008年に日本でソフトバンクからiPhoneが発売され
2011年頃からのスマートフォンの爆発的な普及、au(KDDI)のiPhoneの追随
ソーシャルゲーム黄金期のグリーとDeNA(栄枯盛衰)
携帯電話の市場がガラケーからスマートフォンへと急速に変化する中で
auとソフトバンクは経常利益を伸ばし
時代の流れを読めずに乗り遅れた
NTTドコモの通信業界1位という地位が揺らぎ始めた
ここ近年は格安スマホ(MVNO)の台頭で
通信業界に新たな変革の波が押し寄せる感じがするなかで
MVNOがNTTドコモの復権のカギになるのではないかと、最近思い始めました
考察その1
2015年5月の時点でMVNOの提供する「格安スマホ」や「格安SIM」の利用する回線は
圧倒的にドコモがシェアを握っている
au系のMVNOは2社、ソフトバンクいたっては0社
auグループのMVNO(UQmobile)では選べるプランが
データ専用プラン2種類、音声通話付きプラン2種類の4種類のみ
それに引きかえドコモ系のMVNOは提供会社が多くあり、尚且つ選択できるプランも豊富
如何にau(KDDI)やソフトバンクがMVNOに興味ない
力を入れてないのかがよく分かる
ただ、ここにauとソフトバンクの落とし穴があるのではないかと思っている
今MVNOの格安スマホを使おうと思うと
どこもかしこもドコモ系の回線ばかり(ギャグではない)
個人的にMVNOに触れているとドコモの名前を目にすることが多く
意識の片隅にドコモのイメージが占める割合が増えてきた
意外と経営戦略で名前の表記というのは大事で
windowsシリーズの名前をXPやvistaから数字の7、8、10に戻したのは
windowsXPやwindowsvistaだと一般人が名前を呼ぶときにはXPやvistaと略してしまう
逆に数字だとOSを呼ぶときにはwindows7やwindows10と呼ぶことが多い
これは7や10の数字読みだと何を指しているのかわかりづらく
大抵の場合、識別しやすいようにwindowsをつけて呼ぶことになる
OSの名前を読むときにwindowsを付けるかどうか些細な問題のようにも思えるが
数千億以上の市場規模がある場合、名前をイメージさせる記憶させる効果は
侮れないものがあるとマイクロソフトは考えたのだろう
話を戻すと、このMVNO絡みでドコモの名前が頻繁に挙がるというのは大事で
将来MVNOシェアは携帯電話市場全体の20%くらいまで伸びるのではないかと
予想されている、そこでドコモの一歩リードしたMVNOへの関わりが
何かしら先々、auやソフトバンクとの差になるのではないかと思い始めた
ささいなイメージの積み重ねだが、最終的に人の意思決定に介在するほどに
大きくなる可能性も否定できない
大手の横槍でMVNO市場が思ったより伸びなくなるか
MVNOの予想以上の普及でauやソフトバンクも参入せざるを得なくなるのか
ドコモの復活なるか?色々妄想が働くネタでした