あのiPhone6に月額29万8000円で使用できる格安スマホプランが登場!
モバレコモバイルは18日、NTTドコモから回線を借り入れてサービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)として、月額29万8千円で1Mbpsの帯域を独占して使用できる「超高速独占プラン」の提供を開始したと発表しました。
このMVNO『モバレコモバイル』はスマホマニアと呼ばれるサイトで販売されています。
■スマホ販売・比較 総合サイト→スマホマニア
1Mbpsの『iPhone 6』超高速独占プラン
このモバレコモバイルの超高速独占プランは、格安SIMとiPhone6(新古品)のセットで販売されるプランで利用料金は月額298,000円のお手頃価格。1Mbpsの専用帯域を正社員1ヵ月分のお給料で借りられる格安スマホプランです。
『超高速独占プランは』音声通話が可能なプランで、使用帯域は1Mbpsなので下りの通信速度は最大1Mbps。NTTドコモのXi / FOMAのエリアで使え、個人の専用回線なので月間のデータ上限や速度制限がない無制限の使い放題です。
セット販売のiPhone6が新古品というのは気になりますが、NTTドコモの専用回線が月額298,000円で持てるというのはお安いと思います。(棒読み)
モバレコモバイルとは?
……と、冗談がここまでにして ここからはまじめに考察していきます。
月額298,000円でNTTドコモの1Mbps専用回線を使用した『iPhone6 超高速独占プラン』が契約できるというのは本当です。
NTT東日本の法人向け公式ページによると、1Mbpsの専用回線を引いた場合の月額料金は28万4000円~76万7000円。もし個人用の独占回線を用意しようと思ったら、これくらいの費用が掛かるのが普通なのです。
モバレコモバイル 月額29万8000円のiPhone6プランの目的とは?
『月額298,000円の格安スマホプラン』ということで、注目を集めるための広告目的かもしれませんが、モバレコモバイルの担当者さんの話によると
今回この独占プランに関しては、皆さんに「29万8,000円(端末代込)を払って契約してくださいね」というよりは、「通信の世界はこうなっているんです」「MVNO事業者が1Mの回線を借りると、それくらいの値段がしているんです」ということをお伝えしたいんです。
MVNO(格安スマホ)で1GB 月額700円のプランを提供したとすると、1Mbpsあたり20~30万円程度で回線を借りてサービスの提供を行っている。
私たちモバレコモバイルがこのMVNO業界を可視化していきたいと思っています。引用元 モバレコ編集部
私も当初は宣伝目的かと思っていましたがこの話を聞いて納得しました。
MVNOが提供している格安スマホや格安SIMのサービスは本当に安いです。大手の通信会社と比べると通信速度が遅い、サポートの質が低いといったデメリットがありますが実際にMVNOを利用してみるとそこまで悪いサービスではありません。
もしろこんなに安い利用料金でスマートフォンが持てていいの?と驚くくらい素晴らしいプランです。
料金が安いということはそれだけMVNOに入る利益が少ないということです。
NTTドコモの1Mbpsの帯域を確保するのに接続料として最低30万円ほどかかるのに、データ通信SIMの場合は月額525円~900円ほどの格安料金で利用者に提供しているわけですから、利益を出すためにはどれほどの契約数が必要か……
格安SIMを提供しているMVNOも普通の企業ですから収益があげられないと事業の継続ができません。そこで働いている人達の為にも会社は稼がないといけません。
利用ユーザーにとっては料金が安いのは嬉しいですが、サービス維持するためにも適正な料金を取っていいのです。(儲からないからサービス撤退、倒産なんて自体は利用者にとっても損です。)
そういったMVNOの陰の努力を知ってもらうためにもモバレコモバイルは『月額298,000円の格安スマホプラン』という形でアピールしようと考えたのだと思います。
……おわり