通常、ひかり回線の開通工事には「近くの電柱から光ファイバーの引き込み作業」と「宅内工事」が必要になります。
この工事には配線を通すための穴を壁に開けたり、賃貸住宅にお住いの場合は大家さんの許可が必要だったりと、ひかり回線導入までのハードルが結構高かったりします。
※また工事費用も安くて18,000円（一戸建て住宅の場合）から、追加で工事が必要となると更に費用が高額になってきます。
そんな諸々の理由でひかり回線の契約ができない方におすすめなのが
こちらの『Softbank Air』や『Speed Wi-Fi HOME L01』などの電波を使用したタイプのインターネット回線です。※以下「HOME L01」表記
■Softbank Air 公式サイト
■HOME L01 公式サイト（UQ WIMAX）
「Softbank Air」や「HOME L01」は工事が不要！
Softbank AirやHOME L01は携帯電話にも採用されている、電波（Softbank 4G,WIMAX2＋）を使用したタイプのインターネット通信なので、導入のための回線工事が必要ありません。
■導入方法はとっても簡単！（例 Softbank Airの場合）
例えばSoftbank Airの場合、ソフトバンクの公式サイトから申し込み後、Air本体が自宅に届いたら、どこのご家庭にもある普通のコンセントに差すだけでその日からすぐにインターネットが利用できるようになります。
※UQ WIMAXの「HOME L01」も同じです。
「Softbank Air」や「HOME L01」はインターネット開通のための工事が不要なので、自宅に作業員を上がらせたくない女性の方や、仕事場や事務所等で手軽にインターネットを利用したい方に、両社のプランはお勧めです。
『Softbank Air』『HOME L01』の料金比較（※価格は税別表示）
Softbank Airの月額基本料金は4,880円。これに加入特典として500円引き（4～24か月間）になるので約2年間は月額4,380円で利用できます。※最初の1～3か月間は1,184円引き
HOME L01の月額基本料金は4,380円。※ギガ放題プランを契約の場合。
これにHOME L01本体の購入費用として2,800円の料金が最初に掛かります。
どちらのプランも契約は2年縛りの自動更新。更新月以外での解約には契約解除料として9,500円の費用が掛かります。
この他にも申し込みに時には事務手数料（登録手数料）として3,000円が発生します。
■Softbank AirとHOME L01はどちらの料金が安いのか？
2年間の月額料金は4,380円（税別）とどちらのプランも基本的な支払額は一緒なのですが、Softbank Airを契約する場合、Air本体は購入するよりもレンタル（月額490円/税別）する方がお勧めなので、トータルの支払い額ではHOME L01の方が安くなってきます。
※Softbank Airの本体をレンタルした場合の月額料金は4,870円（税別）
また加入特典の500円割引きが終了する3年目（25か月目）以降では、Softbank Airの利用料金が500円ほど高くなってしまうので、長く契約する場合はHOME L01の方がお勧めになってきます。
【HOME L01（WIMAX2＋）公式サイト】
契約している携帯電話会社でプランを選ぶ
『Softbank Air』『HOME L01』の選び方としては、契約している携帯電話の会社でどちらにするか選ぶ方法があります。
■携帯電話料金が毎月2,000円引きになるSoftbank Airの「おうち割」
Softbank Airはソフトバンクが提供するインターネット通信サービスなので、ソフトバンク携帯・スマートフォンの契約者なら「おうち割」と呼ばれる割引きサービスを受けることができます。
■「おうち割 光セット」とは？
「おうち割 光セット」とはソフトバンクのiPhone、スマートフォン、3Gケータイの契約者なら、Softbank Airと一緒に契約することで、携帯電話料金から2年間 毎月最大2,000円割引するサービスです。※3年目以降は毎月最大1,008円割引。
※光セットと名前が付いていますが、Softbank Airの契約にも適用できます。
※おうち割 光セットは携帯電話の他にも、ソフトバンクのiPad、タブレット、Wi-Fiルーターを契約していても利用可能です。
この「おうち割」のおかげで、ソフトバンク携帯・スマートフォンの利用者ならHOME L01に申し込むよりも『Softbank Air』に申し込んだ方がお得になっています。
※「おうち割」の詳細はSoftbank Airの公式サイトに掲載されているので、気になる方は公式ページで確認してみましょう！
▼Softbank Air 公式サイト
『Softbank Air』『HOME L01』の通信速度比較
Softbank Airの通信速度は下り最大350Mbps、HOME L01の通信速度は下り最大440Mbpsとなっていますが、あくまでこのスピードは理論値なので、現実的な通信速度はもっと違ってきます。
実測値の面ではSoftbank Airが下り最大100Mbps前後、HOME L01の通信速度が下り最大30～40Mbps前後と、スピード評価ではSoftbank Airに軍配があがります。
※ただしSoftbank AirやHOME L01などの電波を使用したインターネット回線は、「使用する場所」や「電波の状態」によって通信速度がかなり変わってくる点に注意が必要です。
※また、どちらのプランもインターネットの利用が多くなる夕方（19時）以降の時間帯では、回線の混雑を避けるために速度制限を実施しているので、下りの通信速度は5～6Mbps以下に低下する場合があります。
■Softbank AirとHOME L01はどちらの通信速度が速いのか？
前述した通り、この手のインターネット回線は使用環境によって通信速度が全然違ってくる（他にも速度制限などもある）のですが、全体的な評判ではSoftbank Airの方が通信速度が速いと言われています。
何故なら、HOME L01に使用されているWIMAX2＋の契約件数は約2,000万回線以上と利用数が非常に多く、Softbank Airよりも混雑時の速度低下が激しいです。
そのため通信速度の面で選ぶなら「Softbank Air」の方がお勧めになってきます。
■Softbank Air公式サイト
「Softbank Air」と「HOME L01」の大きさ・性能比較
■「Softbank Air」の本体の画像
■「Speed Wi-Fi HOME L01」本体の画像
Softbank Airの大きさは約208x95x95mm（重さ700g）、HOME L01の大きさは約180×93×93mm（重さ650g）と、どちらの機器も同じくらいの大きさになります。
※大きさは1ℓ入りの牛乳パックくらいをイメージ
※本体の重さは電源アダプタ込み
Softbank Airの形は四角形、HOME L01は円筒形ですが、それ以外のデザインや色はかなり似ています。
「Softbank Air」「HOME L01」の性能はほぼ一緒
どちらの機器もWiFi通信機能を備えており、通信規格は「IEEE 802.11a/b/g/n/ac」に対応。
（WiFi通信対応のスマホやゲーム機などを無線で接続できる。）
本体の裏側にはLANポートも2門付いているので、LANケーブルを使用すればデスクトップやノートパソコンを有線でインターネットに接続することも可能です。
どちらの本体も大きさ、性能・基本的な機能についてはほぼ一緒で、「Softbank Air」「HOME L01」どちらの本体を選んでも問題ないと思います。
『Softbank Air』と『HOME L01』比較、一般家庭用の固定回線としてはどちらがおすすめなのか？ まとめ
「Softbank Air」と「HOME L01」は、どちらのプランも特徴には一長一短があるのですが、開通のための工事が不要なので、ひかり回線やADSLなどの固定回線が利用できないユーザーにとって非常に重宝します。
機器の扱い方も簡単で、自宅に本体（Softbank Air/HOME L01）が届いたらコンセントに差すだけで、すぐにインターネットが使えるようになります。
WiFi通信機能も備えているので、スマートフォンでアプリをDLしたり、動画を観るならWiFi経由で行えばデータ通信量の節約にもなります。
Softbank AirとHOME L01の選択で迷った時は？
もしどちらのプランを選んだらいいか迷ったときは、利用している携帯電話会社で選ぶ方法もあります。
Softbank Airはソフトバンクグループの、HOME L01はau（KDDI）グループのサービスなので、ソフトバンクの携帯電話をお持ちなら おうち割が適用できる「Softbank Air」を
『Softbank Air』公式サイトはこちら
auの携帯電話をお持ちの方は、auスマートバリューが利用できるUQ WIMAXの「Speed Wi-Fi HOME L01」がおすすめです。
『HOME L01』公式サイトはこちら
→WiMAX/WiMAX 2+/LTE！！ライフスタイルにあわせて選べる高速通信。
※携帯電話の割引きサービスについては各通信会社の公式サイトに情報が掲載されているので、内容が気になる方は公式ページで確認してみてください。
