毎年9月はiPhoneの発表イベントや携帯会社の新プラン発表などで通信業界は忙しくなる時期です。
9月16日(金)には、待望の『iPhone7』が発売され世間の注目を集めています。
また同時期に通信会社ソフトバンクが、スマートフォン向けの新たなデータ定額プランとして、『ギガモンスター』と呼ばれる大容量20GBの新データプランの提供を発表しました。
驚きの大容量!データ定額『ギガモンスター』プラン新登場!
大容量の20GBデータ定額プラン『ギガモンスター』とは?
『ギガモンスター』とは、ソフトバンクが新たに提供を開始したスマートフォン(携帯電話)向けのデータ定額プランです。
■ギガモンスター公式サイト→http://www.softbank.jp/mobile/special/giga-monster/
従来のデータ定額5GBの標準プラン(※月額5,000)円にプラス1,000円するだけで月間のデータ容量が20GBまで使用できる新プランです。※価格は税抜き表示
※『ギガモンスター』プランには月額8,000円で、月30GBまで使えるプランもあります。
月間20GBと言うと、HD画質の動画が1~2時間の視聴で1GB位の通信量なので、スマホで毎日動画を見放題!とは行きませんが、月20GBもあれば余程のヘビーユーザーでない限りは月間のデータ通信量上限(速度制限)に引っ掛からずに、日々快適にインターネットが楽しめると思います。
※『ギガモンスター』プランも他のデータ定額プランと同様に、月間のデータ通信量(20GB)の上限を越えると請求月末まで通信速度が送受信時最大128Kbpsに低速化します。
ちなみにギガモンスタープランは家族データシェアの対象外なので、1人だけこのプランに加入、家族は1GBの定額ミニプラン(月額2900円)を契約して、余ったデータ量を分け合って節約!なんて方法は使えません。
auでも月額6,000円で20GB使える『スーパーデジラ』開始!
ソフトバンクが『ギガモンスター』を発表した翌日にはKDDI(au)も似たような『スーパーデジラ』と呼ばれるプランを対抗して出してきました。
KDDI公式ニュースリリース→大容量データ定額サービス「スーパーデジラ」新登場!
当初ソフトバンクのギガモンプランはデザリング料金が月額1,000円掛かるとしていたのですが、翌日にはauのデジラに対抗してデザリング料を無料に(※無料キャンペーンは期間限定)。
データ定額20GB『ギガモンスター』のメリット・デメリット
■『ギガモンスター』プランのメリット
『ギガモンスター』は月額5,000円のデータ定額5GBプランにプラス1,000円追加するだけで、月間のデータ容量が5GB→20GBに増加するので
これまで5GBのプランで容量が足りなかった人や、7~15GBの大容量のプランを契約していた人にとっては相対的に値下げになります。
まだギガモンスターは『3日間で○○制限』のような速度制限は適用されないので、大容量のデータ通信を心置きなく利用できます。
ギガモンスターは3日間での通信速度制御の対象外です。ご契約のデータ容量まで安心してご利用いただけます。なお、その他スマ放題、及びスマ放題ライト対応データ定額サービスも同様です。(3G端末除く)
自宅の固定回線を解約してネット回線の1本化も可能?
月間20GBもあれば特に一人暮らしの場合、自宅の固定回線(ひかり回線、ADSL)を解約して、インターネット回線をスマホのデザリング1本にまとめることも可能です。
※ただしその場合、スマホを失くしたり故障(落下や水没)した時点でインターネットが使用できなくなるリスクが発生します。
そういったリスクを回避する為にもネット回線は固定、携帯電話と別々に契約した方が安心です。
地方の固定回線難民の救済策となるか?
NTTドコモの『ウルトラパック』やauの『スーパーデジラ』もそうですが
ひかり回線が整備されていない、ADSLやWIMAXも電波が届かなくて使い物にならない地域で『ギガモンスター』は固定回線代わりの救世主になるかもしれません。
通信速度がどの程度出るのかにもよりますが、月20GBもあればスマホのデザリングを利用して固定回線代わりに活用することが可能かも。
『ギガモンスター』プランのデメリットや注意点
■携帯電話料金(スマホ)の支払い総額は月1万円以上!
ソフトバンクの『ギガモンスター』月額6,000~8,000円と言うのはあくまでデータ通信部分の料金です。
支払い総額はこれに加えて、基本プラン(通話定額プラン+web使用料)月々2,000~3,000円がプラスされます。
例えばスマ放題ライト月々2,000円(基本料金+ウェブ使用料)+データ定額20GB 月々6,000円=合計月々8,000円(※税抜き)
これに端末の分割料金も加わると『ギガモンスター』プランの利用料金は合計で月々9,000円~10,000円(税抜き)は軽く超えてきます。
ソフトバンクの『おうち割り』や各種割引きサービスを利用していれば、もう少し利用料金は下がると思いますが、ギガモンスタープランは月額6,000円で携帯電話(スマホ)が使用できるわけではないのでご注意を!
デザリング機能を使用するためには月額1,000円掛かる
またギガモンスタープランではデザリング機能を使用するためには月額1,000円のオプションに加入しなくてはいけません。※加入は任意
提供開始日から2017年4月末まではキャンペーンにより料金が無料ですが、オプションを解約しないとその後、月額利用料が1,000円増えます。
■外出先でインターネットをよく利用するなら
仕事先や大学等でスマホを利用したデザリング(WiFi)機能を利用したいならUQ WiMAXなどのWIMAX『ギガ放題』を別に契約したり、通信速度は遅いですがMVNOが提供しているモバイルWiFiルーターを使ってインターネットに接続した方がお得な場合も多いです。
■スマホは自宅メインで利用する
主に自宅でよくスマホを利用してインターネットに接続するなら↓こういったWiFi(無線LAN)ルーターを購入した方がお得です。
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自宅の固定回線(光回線、ADSL)+WiFiルーター経由でネットにつなげば、携帯電話(スマホ)のデータ通信量や速度制限を気にせずに使えるので、1台持っていると便利です。
WiFiルーターの初期設定はパソコンなら付属のCDを、スマホなら専用のアプリを利用すれば簡単に設定できるので、デジタル機器の初心者にもおすすめです。
ソフトバクに月額6,000円で使えるデータ定額20GBプラン『ギガモンスター』登場! まとめ
今回新しく登場した『ギガモンスター』は、月5GB以上データ通信を利用する人にとっては1GB当たりの単価が下がったのでお得になったと思います。
月20GBなのでスマホのデザリング機能を使えば自宅のインターネット回線の1本化も可能です。
1人暮らしの学生や単身赴任の場合ならギガモンスターも選択肢としてありかも……。
個人的に固定回線は安定したひかりやADSLを引くべきだと思っていますが、料金的にそこまで違いはないと思うので最後は好みの問題です。
スマートフォン(デザリング)の方が簡単にインターネット環境を構築できるので、その部分は優位です。ただし回線を1本化するとスマホが壊れた時点でインターネットが使えなくなるのでその点には注意です。
リスク分散を考えるなら、自宅用のネット回線は別に契約することをおすすめします。
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