完全無制限だったころの旧Wimaxをふり返る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

本当に神プランだった『無印Wimax』

HWD14_Campaign_02

加齢による脳細胞の死滅と共に脳内の記憶容量も少なくなってきた今日この頃。

経過する時間と共に薄れゆく記憶の中で、あらためて素晴らしかった当時のWimaxを忘れないためにも、今回は駄文として『神プランだった(過去形)の無印Wimax』をまとめます。

自己満の息抜きなので、適当にゆる~くブログを書いていきます!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

無制限で使い放題だった無印Wimax

現在のWimaxの通信規格はWimax2+といわれ、2013年のサービス開始当初は下り最大110Mbps、『4×4MIMO』と『キャリアアグリゲーション』に対応となり下り最大220Mbpsの速度が出るようになった3.5Gの次世代規格です。

それに対して2009年から提供されていた下り最大40Mbpsだった初期のWimaxと区別するため、通称『無印Wimax』もしくは『旧Wimax』なんて呼んだりします。


UQ Wimaxとは?

■UQコミュニケーションズが提供するUQWimax

KDDIでは2003年から次世代の通信規格としてWiMAX技術に注目し、技術開発、標準化作業に着手。2005年6月に成功したWiMAX実証実験を元に、無線データ通信の事業化を目的として、2007年にワイヤレスブロードバンド企画株式会社(KDDI100%出資子会社)としてUQコミュニケーションズ株式会社が設立された。

そのUQコミュニケーションズが提供するのがUQ Wimaxである。

2009年からは一般にもWimaxのサービス提供が開始され、『定額で完全無制限の使い放題』『工事不要でその日から使え』『どこでも持ち歩けネットにつながる』という、今では考えられないくらいの使い勝手の良さと利便性を提供してくれた無印Wimax。

2013年に新規格のWimax2+が登場するまでに契約数400万回線を達成するなど、順風満帆にみえました。

無印Wimaxの月額料金

旧Wimaxの通信規格は下り最大40Mbps/上り最大15Mbpsながらも、一般的に動画を視聴するのでも速度は5~6Mbpsもあれば十分なので、ADSLやひかり回線などの固定回線の代わりとして、モバイル通信のWimaxを導入する家庭もあったでしょう。

Wimaxが開始された当時はかなり画期的な通信サービスでした。

Wimaxの基本料金は月額4,380円

UQ Flat 年間パスポートの利用なら月額3,880円(税込み)で持ち運び可能で、電波が届くエリアならどこでも無制限で使い放題のインターネット通信が可能でした。

この利便性で月額3,880円!

年間パスポートの縛りの期間も1年間と良心的で、更新月以外での解約も違約金は5,000円でした。(※特約が付いた場合は9,500円)

Wimax2+のような『3日間3GB制限』のような速度制限もなく、無印Wimaxは本当に神プランと言って良い、素晴らしいサービスでした(過去形)

今のWimax2+は速度制限ありで月額4,380円、2年縛りで違約金は19,000円~9,500円(ギガ放題)と、如何に旧Wimaxのプランが優れていたかが分かります。

Wimax2+は下りの最大速度が40→110Mbpsにアップしたものの、速度制限が適用され利便性は低下、おまけに縛りの内容もきつくなるなどサービスの改悪が目立ちました。

UQ Wimaxの炎上騒動

そんな優れた通信サービスであったWimaxにも転機が訪れます。

2013年に次の規格のWimax2+が登場して以降、素晴らしかったWimaxサービスが段々と劣化してきたのである。

無印Wimaxの下りの速度は最高でも40Mbpsと、そんなに速いほうではないのですが

日常生活で固定回線代わりとして使用しても何の問題もありませんでした。

それに対してWimax2+は初期の頃は無制限で使えていたものの、2014年後半頃から変化が見られました。

当時から旧Wimaxの規格が終了してWimax2+へ移行していくのは予想できていたのですが、その移行期にWimax2+には『速度制限』が設けられるという話が・・・

固定回線として使用しているユーザーにとって速度制限は致命的になりかねない。毎日データ通信の使用量を気にしながらインターネットを利用するなんてストレスが溜まります。

また当時は速度制限の条件がどうなるのか?日々の使い勝手にどのくらい影響がでるのか?まったく分かっていませんでした。

そして、それまで極度に通信速度が遅くなるなんてことがまったくなかった(※「通信途中で接続が切れる」現象も、あって年に1~2回程度)と、ものすごく安定して通信ができていた無印Wimaxが

Wimax2+への基地局の変換工事が始まった辺りからゴールデンタイム(夜の19時~22時)前後になると下り200kbps以下と、webサイトが開けないくらい重くなるようになり、何かと神プランだったWimaxの終焉を感じはじめるようになりました。

その変化に危機感を覚え、ちょうど更新月も近かったたがWimax2+への乗り換えはせず、ついに4年間お世話になったWimaxの解約を決意しました。

解約して正解だったWIMAX

旧規格のWimaxは帯域が削減され下りの最大速度が40Mbps→13.3Mbpsにまで低下。

速度制限が適用されると噂されていたWimax2+も2015年5月29日に『3日間3GB制限』の運用を本格的に開始。

直近3日間のデータ通信量が3GBを超えると速度制限が適用され、下りの通信速度が1~0.7Mbps以下にまで落ちるようになりました。(【追記】2016年現在、速度制限の条件が緩和され、制限時の下りの通信速度は4~6Mbpsほどです。)

当初のUQWimaxの発表では0.7Mbps前後でもYouTubeの普通画質(360p)程度の動画なら観られるとのことでしたが、いざ速度制限が実施されると動画が観れたもんじゃない。

今まで固定回線が代わりに使用してきたユーザーや、店頭販売などで速度制限が適用されても動画は視聴できると言われて契約した新規ユーザーが大激怒!

■関連記事 過去の騒動をまとめたブログ

UQwimax炎上騒動、そして「3日間で3GB制限」の緩和 

UQWimaxはこの騒動を受けて、下り1Mbps以下に厳しく制限していた通信速度を下り6~4Mbpsにまで緩和。一応なんとか普通に動画が視聴できる程度のスピードが出るように速度制限の緩和を行いました。

あの炎上騒動から1年以上経ち。

今でもこの速度制限の緩和は継続して行われているので、Wimax2+を自宅の固定回線代わりに使用することは何とかできますが、過去の素晴らしかった旧Wimaxのように『無制限で使い放題』には2度と戻らないでしょう……。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加