SONYグループのソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は、2016年10月1日よりNTTDoCoMoの通信回線網を利用したMVNO(格安スマホ)の新ブランド「NUROモバイル」の提供を開始します。
NUROモバイル公式サイト→nuro mobile
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社とは?
ソニーネットワークコミュニケーションズ(SNC)は、ゲーム機のプレイステーション4や携帯音楽プレイヤーのウォークマンで有名なSONYグループの関連企業です。
一般にはひかり回線やADSL、WIMAXを提供しているプロバイダである、So-net(ソネット)の名称で有名だと思います。
そのSo-net(ソネット)が今年の7月に社名変更してできたのが、『ソニーネットワークコミュニケーションズ(Sony Network Communications)株式会社』です。※名前が長い
そしてそのSNCが新しく始めたLTEデータ通信SIMサービスが『NUROモバイル』になります。
簡単にイメージするとNUROモバイルはSONYブランドの格安スマホ・格安SIMと考えていいでしょう。
NURO(ニューロ)モバイルの特徴
ソニーネットワークコミュニケーションズ(So-net)が提供するNUROモバイルは、NTTDoCoMoの通信ネットワークを利用したLTEのデータ通信SIMで、使用可能エリアはDoCoMoと同じエリアで使えます。
お申し込みはSIMカード単体のみの購入や、端末とカードが一緒になったセットプランも選べます。
MNP(番号予約制度)を利用すれば、これまで利用してきた電話番号をNUROモバイルで引き続き利用することができます。
NUROモバイルの料金
NUROモバイルの料金設定は意外とシンプルです。(以下 料金は税別表示)
選択できるデータ通信プランは2~10GBまで。それに700円をプラスすることで通常の音声通話も可能になります。
例えば月間のデータ容量3GB(900円)+音声通話機能(700円)=月額1,600円(税抜き)から。※スマホのセットプランならこの料金に端末代がプラスされます。
SMS機能は月150円で追加可能。
※SMSとはショートメッセージサービスの略で、相手の電話番号に対して送るメールに似たサービスです。SMS機能はLINEなどの登録(SMS認証)で必要になってくるのでデータ通信専用SIMを利用する場合はオプションとして付けておくことをおすすめします。
音声通話プランにはデフォルトでSMS機能が付いています。
■NUROモバイル 料金のポイント
SMS機能を利用する場合は追加で月150円ほど掛かってしまいますが、料金設定としては他のMVNOとほぼ一緒です。
2~3GBまでのデータ通信プランに関しては業界最安値水準を謳う「DMM.com」よりも安いです。タブレット用にインターネット通信専用のSIMが欲しければNUROモバイルのプランが安くていいですね。
【解約】NUROモバイルの最低利用期間
・データ通信専用のSIMに関しては解約の為の違約金や最低利用期間は発生しません。いつでも好きな時に解約できます。
・音声通話プランに関しては他のMVNOと同様に最低利用期間と違約金が設定されています。
NUROモバイル(音声通話プラン)の最低利用期間は1年間(サービス開始⽇から12ヶ⽉後の⽉の末⽇まで)の1年縛り。
違約金の計算方法が少し特殊で、音声通話プランでは初月の解約料金が12,000円。その後、毎月1,000円ずつ解約金が下がる制度を採用しています。※一般的なMVNOの違約金は9,500円(12ヵ月縛り)
最初の1~3ヵ月目に解約してしまうと他のMVNOより違約金が高くなってしまいますが、4ヵ月目以降の解約なら他社のMVNOより違約金が安くなっていきます。
また最低利⽤期間(1年間)満了後に解約や退会をすれば解約⾦は発⽣いたしません。
※月の途中で解約した場合、料金の日割りには対応していません。
NUROモバイルのメリット
■データ通信専用SIMなら本人確認書類(運転免許証や社会保険証)が不要で、クレジットカードの登録のみで簡単に申し込みができます。※お試しでNUROモバイルの通信速度を調べるのに便利です。ただし事務手数料3,000円(税別)が掛かってしまいます。
■NUROモバイルの月間のデータ容量は1GB単位で選ぶことができ、あとから無料でデータ容量の変更も可能です。
■余ったデータ容量は翌月に繰り越せるので無駄がありません。
選べる端末セットの種類
NUROモバイルではSIMカードとスマートフォンが一緒になった端末のセットプランも提供しています。選べる端末の種類は全部で3種類。※2016年10月時点
■ZenFone 3 (販売価格 39,800円税別)
2016年10月7日(金)に発売されたばかりのASUSの「ZenFone 3」
CDの約4倍という超綺麗な音質で音楽が再生可能なハイレゾ機能対応。
搭載しているカメラは1,600万画素。ASUS独自のAFシステムを搭載し、わずか0.03秒という高速フォーカスを実現。光学手ブレ補正機能、4K解像度での動画撮影に対応しています。
指紋センサーも搭載していて従来よりも素早くスマホのロック解除が可能です。
■arrows M03 (販売価格 32,800円税別)
「arrows M03」は大手電器メーカーの富士通が開発した国内産のSIMフリースマホです。
おサイフケータイ機能・電子マネーに対応。米MIL規格(米国国防総省の調達基準)に準拠した防水・防塵仕様で水に濡れても安心。落とした際の耐衝撃にも強くしっかりとした作りになっています。
テレビが視聴できるワンセグ機能や省電力設計で3日を超える電池の持ちなど、日本製のスマートフォンらしい特徴を有しています。
SuicaやEdyなどおサイフケータイ機能が使いたいなら、富士通の「arrows M03」がおすすめです。
■Blade E01 (販売価格 14,800円税別)
「Blade E01」は小売り希望価格14,800円の低価格スマートフォンです。
性能は悪くないのですが他の2機種と比べると、価格が安い分スペックは低くなります。
スマートフォンを使うなら最低でも2万円以上の機種を購入した方がいいと思いますが、性能はまったく気にしない、兎に角コスパ重視で安い端末が欲しいと言うなら「Blade E01」でもいいかもしれません。
SONYブランドのモバイル通信事業『NUROモバイル』新登場! まとめ
2016年10月からソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が新たにサービスの提供を開始した「NUROモバイル」
まだモバイル通信事業を開始したばかりなので、選べる端末セットの種類が3種類と少なかったり、他社と比較するとオプションの充実度が低いかなと感じます。
NUROモバイルはSONYグループのMVNOなので、ハイレゾの特許技術を持つSONYならではの製品や、Xperiaシリーズとコラボしたお得なプランの提供に期待しています!
【NUROモバイル】についての詳細や情報はこちらの公式サイトから
※2GBで月額700円からスマートフォン用のSIMカードが利用できます。