【ビジネス】格安スマホが仕事用の携帯電話に向かない4つの理由

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格安スマホを仕事で使用する場合に気を付けたい4つのデメリット

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毎月のスマートフォン利用料を大幅に節約できる格安スマホ

使い方によってはキャリアの半額から3分の1以下の料金でスマホが持てる便利なプランです。

元ガラケーユーザーや通話やネットをあまり使用しないライトユーザーにとって、これほど素晴らしいサービスは他にはありません。

ただそんな素晴らしい格安スマホには契約する前に注意しなくてはいけないデメリットがあります。特に『仕事で使用する携帯電話を格安スマホに変更する』場合には、格安スマホ独自のデメリットや特徴をしっかりと押さえる必要があります。

実際に格安スマホを長期間利用してみて感じた疑問や注意点。

ビジネス(仕事)用の携帯電話として格安スマホを利用する場合にどんなデメリットがあるのか?

をこれからまとめてみます。

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仕事で格安スマホを利用する場合に注意したい4つのデメリット

■仕事用の携帯電話として格安スマホが向かない4つの理由

格安スマホや格安SIMは利用料金がとても安いので、使い方次第では大変重宝するのですがビジネスシーンに向かない4つの理由があります。

  1. 格安スマホは混雑時の通信速度が遅い、安定性が低い
  2. 格安スマホでは通話を使用する分、追加で料金が発生する
  3. キャリアメールが使用できない
  4. ビジネス(営業等)でメルアドのブランドが必要な場合に注意

1.格安スマホは混雑時の通信速度が遅い、安定性が低い

格安スマホのネットワーク回線はキャリアのDoCoMoやauの回線を使用しているので通話の品質に関しては問題ないのですが、通信速度に関してはお世辞にも速いとは言えません。

利用者が増えて混雑する時間帯、特に平日お昼頃(12時30分~13時)の間が特に通信速度が遅い傾向にあり、メールの使用やTwitterの確認、LINE程度なら可能ですが

たまにパケ詰まりのような感じで電波はつかんでいるのに、WEBサイト(TwitterやLINE)がなかなか表示されないという時もあります。

私は格安スマホの楽天モバイルを契約しているのですが、深夜や回線が空いている時間帯なら下り50~60MbpsとYouTubeのHD画質(720p)も止まらずに視聴できるスピードが出たりするのですが

逆に平日のお昼時、混雑した時間帯では軽いWebページを開くのも重くて時間が掛かる、といった具合に通信速度の落差が格安スマホ(格安SIM)は激しいです。

そんなにスマホでインターネットを利用しないのなら問題ないのですが

仕事上でのメールのやり取りやTwitter、LINEの確認、Googleマップの使用、webサイトでのニュース・情報集めなど携帯電話の重要度が高いほど、通信の遅さや安定性の悪さがネックになってしまいます。

解決方法はいくつかあるのですが、時間的なコストや効率面を考えるならやはり信頼性の高いキャリアの携帯電話にしたほうがいいと思います。(格安スマホは普段からあまり携帯電話を使用しないライトユーザー向けのプランです。)

解決方法としては、『Wi-Fi』スポットや『UQ WiMAX』や『ポケットWi-Fi』を利用したり、自宅ではWi-Fiルーターを購入してWi-Fi経由でインターネットに接続するなど、工夫をすることで通信速度の遅さを克服することが可能です。

他にも有料ですが『Wi-Fi』スポットの使用をオプションとして付けられるMVNOも存在しているので、そういった格安SIMを契約するのも1つの方法です。

■Wi-Fiスポットが使用できるBIGLOBEの格安SIM

「BIGLOBE SIM」でスマホ通信費を節約!?

2.格安スマホでは通話を使用する分、追加で電話料金が発生する

格安スマホには大手キャリアのような『24時間かけ放題』などの定額で通話(電話)がかけ放題になるプランが存在しないので、電話を掛けた時間分、月額の基本料金にプラスで別途料金が発生します。

例えば格安スマホの料金プランが月額1600円として、月に1時間電話を利用したとすると

(通話料金は30秒/20円なので1時間電話を掛けると月に2400円の料金が発生)

月額1600円+2400円=約4,000円の利用料金が格安スマホでもかかってしまいます。

※仮に月2時間以上電話を使用すると約6,900円以上の料金になってしまうので要注意です。

仕事等で頻繁に電話を掛ける必要がある人は、キャリアの24時間通話が可能な『かけ放題』のプランの方が利便性が高かったりします。料金も定額なので通話時間を気にする必要もありません。

電話料金の節約方法

この問題の解決方法としては『楽天電話』という通話料金が半額になる通話アプリを使用したり、IP電話の活用、LINEやスカイプの無料通話アプリを利用して電話時間を減らす工夫をすれば料金の節約をすることが可能です。

他にも最近楽天モバイルが『国内通話5分かけ放題』という定額の通話オプションサービスの提供を開始したので、それを利用する手もあります。

■楽天モバイル公式サイト『国内通話5分かけ放題』の詳細【楽天モバイル】

■他にも5分以内の通話がかけ放題になるIIJの『通話定額オプション』

IIJmio高速モバイル/Dサービス

■1,200円分(30分/月)の無料通話が付いたUQモバイルの『ぴったりプラン』なんかがあります。

2GBでなんと月々980円(税抜)~!【UQモバイル】

【追記】2016年に入ってからMVNO各社は5分かけ放題オプションを開始するなど、格安スマホサービスの質も段々と良くなってきました。追加料金も安いので電話をよく掛ける人にこちらの『5分かけ放題』オプションはお勧めです。

3.格安スマホではキャリアメールの使用ができない

個人的に仕事で格安スマホを利用する場合に1番注意する点(デメリット)が、この『キャリアメールが使えない』ことだと思います。

キャリアメールとは、DoCoMoやau、ソフトバンクなどの大手キャリアの携帯電話でみなさんが普通に使用しているメールアドレスのことです。アドレスのドメイン部分が『docomo.ne.jp』『ezweb.ne.jp』『softbank.ne.jp』になっているメルアドです。

そして格安スマホでは基本的にGoogleのGメールやYahoo!のフリーメールを利用することになり、このキャリアメールを使うことができません。

■キャリアメールが使用できないデメリット

格安スマホに変更すると今まで使用してきたキャリアメールをやめることになるので、メールアドレスの変更が必要なり、それを相手に知らせる作業(手間)が発生します。

他にも格安スマホ(Gメール等のフリーメール)からキャリアの携帯電話にメールを送るとメールが届かないという事態がたまに発生します。

■キャリアの携帯にメールが届かない原因

キャリアの携帯電話(スマホ、ガラケー)にはパソコン等からの迷惑メールが届かないように、『迷惑メールフィルタ』(迷惑メール防止機能)が設定されています。

これが原因で格安スマホのメール(Gメール、Yahoo!メール)が届かない場合があるのです。

絶対にメールが届かないというわけではなく、迷惑メールフィルタを設定していない携帯電話には普通にメールを送れたりします。

■格安スマホからのメールを受信するためには迷惑メールフィルタの設定変更が必要

迷惑メールと処理され格安スマホからのメールが受信できない携帯電話でも、迷惑メールフィルタの設定を変更すれば、格安スマホからのメールを受け取りことが可能です。

ただこれには相手に迷惑メールフィルタの設定を変更してもらう必要があり、人によっては設定の方法が全然わからなかったり、顧客や仕事の関係先にいちいち確認を取るのが面倒です。

家族や友人等親しい間がならなLINEやTwitterでの連絡で十分でしょうが、仕事上で格安スマホを使用する場合は、この『キャリアメールが使えない』点に一番注意するべきだと思います。

4.ビジネスシーンでメルアドのブランドが必要な場合に注意

例えばビジネス(取引や営業等)でキャリアのメールアドレスが必要な場合に、格安スマホでは不利になる点があります。

■迷惑メールフィルタの影響で相手にメールが届かない場合がある

■携帯のメルアドがGメール等のフリーメールだと世間的な信用度が低くなる

■法人や個人事業主の場合、キャリアメールでの連絡の方が信頼感が増す

法人として会社を設立していたり、自営業や営業職として社会的信用やブランドが必要な人はキャリアメールが必要になるかもしれません。取引先の中には携帯電話のメルアドがGmail(@gmail.com)を気にする人がいるかもしれません。

(最近では仕事でもLINEやTwitterが平気で使われる時代にGmail(フリーメール)かどうかを気にするのもあれなのですが、めんどくさいです……)

格安スマホで使用するメールアドレス、GmailやYahoo!メールはいわゆるフリーメールと呼ばれるアドレスで、誰でも簡単に取得できる分、キャリアのメルアドと比較すると信用度やブランド力に欠けます。

些細なことですがビジネスでは信用やブランドも重要ですので、そこは必要経費と割り切って大手キャリアの携帯電話(キャリアメール)を使い続ける必要があります。

【ビジネス】格安スマホが仕事用の携帯電話に向かない4つの理由 まとめ

格安スマホや格安SIMが仕事に向かない4つの理由。

  1. 格安スマホは混雑時の通信速度が遅い、安定性が低い
  2. 格安スマホでは通話を使用する分、追加で料金が発生する
  3. キャリアメールが使用できない
  4. ビジネス(営業等)でメルアドのブランドが必要な場合に注意

このような理由で格安スマホを仕事で使用するには向いていない部分があります。

特に3番目の『キャリアメールが使用できない』が仕事用の携帯電話として格安スマホを使うときに弱点(デメリット)となる可能性があります。

ただ逆に言えば、この4つのデメリット(特に3番目)さえ問題ないなければ格安スマホはとてもおすすめなプランとなります。月額1,600円~3,000円前後でスマートフォンが維持できる格安スマホは本当に魅力的です。

最近ではLINEやTwitterなどSNSの普及でメールを使用しない連絡手段も増えています、相手に迷惑メールフィルタの設定を変更してもらえばメールが届くようになるので、家族間程度ならすぐに設定を変えてもらえば問題ありません。

連絡方法がLINEが主流となっている子供達のスマホならキャリアメールが使用できなくても何とかなります。(※電話料金は別に発生するので通話時間には注意するようにしてください)

格安スマホにはいくつかのデメリットがありますが、それ以上に毎月の通信費が安くなるメリットの方が大きいです。実際に格安スマホを使用してみると案外悪くないものです、特に電話やネットを普段からあまり利用しないライトユーザー層にとってキャリアの料金プランは高すぎます。

まだまだ一般には浸透していない格安スマホですが、みなさんの思っている以上に本当は使いやすいのです(携帯電話として普通に問題なく使えます)。特に料金面で考えると『こんなに安くスマホが使えていいの?』と驚くくらいコスパがいいです。

ただ注意すべきは、やはり今回の記事でとりあげたような『格安スマホのデメリット』は頭の隅に置いて契約したほうがいいですね。

▶格安スマホのデメリットが問題ない方、毎月の通信費を節約したい方におすすめなMVNO!

楽天モバイルならスマホの料金が超お得!

私自身『楽天モバイル』を契約していますが、格安スマホは思っている以上に使いやすいです。おまけに楽天モバイルの通信速度は結構速い!

格安スマホの申し込みをお考えの方は参考にしてみてください

かなり速くなった楽天モバイルの通信速度を計測してみました

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