SoftBankが提供する電力サービス『ソフトバンクでんき』のメリット、デメリット
電力自由化でスタートしたSoftBankが提供する『ソフトバンクでんき』
2016年現在、ソフトバンクでんきの契約可能エリアは東京電力、中部電力、関西電力の3エリアです。(一部、北海道電力のエリアで契約可能なプランもあります。)
自宅の携帯電話(スマホ)、ひかり回線、そして電気の契約をSoftbankグループで統一すれば、2年間で最大16万円以上もお得になります!
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関東エリア限定ですが ※栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都(島嶼地域を除く)、神奈川県、山梨県および静岡県(富士川以東)
2016年4月1日からプレミアムプラン(2年契約)へお申し込みされた方に新規入会特典として8,000円相当のTポイントが受け取れるキャンペーンを実施中!
(※詳細は↓ソフトバンクでんき公式サイトで)
→新電力サービスで電気代の見直し! 詳しくはコチラから/SoftBank
電力自由化で好きに電力会社を選べるようになったいま、Softbankが提供する『ソフトバンクでんき』は本当にお得なのか?その特徴やメリットなどをまとめてみたいと思います。
ソフトバンクでんきの特徴やメリット、デメリット
ソフトバンクでんきはSoftbankグループが提供する電力プランです。
契約可能エリアは東京電力エリア・中部電力エリア・関西電力エリア、そして北海道電力の一部エリアです。ソフトバンクでんきの利用可能エリアは今後も拡大予定です。
ソフトバンクでんき 3つの料金プラン
ソフトバンクでんきで契約可能な料金プランは基本的に3つです。(※後述しますが太陽光などで発電されたFIT電気のプランが北海道電力のエリアで契約できるので正確には4プランです。)
■スタンダードプラン
電気をあまり使わない単身世帯や夫婦共働き世帯向けのプランで、電気を毎月333kWh前後お使いのご家庭の場合、2年間で約6,880円相当の電気代が節約できるプランです。
※スタンダードプランは1年契約(自動更新)となり、プランを解約する場合は、解約事務手数料(540円)がかかります。
■バリュープラン
3~4人家族向けの契約プランです。毎月の電力使用量が平均392kWh前後のご家庭の場合、2年間で最大17,840円相当の電気代が節約できるプランです。
※バリュープランは2年契約(自動更新)となります。契約満了日からさかのぼって2ヵ月の期間以外にプランを解約する場合は、東京電力が定める期中解約金(2,500円)がかかる場合があります。またプランを解約する場合は、期中解約金とは別に解約事務手数料(540円)がかかります。
■プレミアムプラン
大人数な家族やオール電化の家庭など電力使用量が多い世帯向けのプランです。毎月の電気の使用料が平均700kWh前後のご家庭の場合、2年間で最大24,140円相当の電気代がお得になります。
※プレミアムプランは2年契約(自動更新)となります。契約満了日からさかのぼって2ヵ月の期間以外にプランを解約する場合は、東京電力が定める期中解約金(5,000円)がかかる場合があります。またプランを解約する場合は、期中解約金とは別に解約事務手数料(540円)がかかります。
■FITでんきプラン(東京電力、北海道電力エリア限定)
『FITでんき』とは固定価格買い取り制度の交付金を受けた再生可能エネルギーのことで、太陽光発電や風力発電など再エネ比率の高い電力のことを指します。※このFITでんきの契約可能エリアは東京電力と北海道電力限定です。
おうち割りのセットで2年間、最大16万円お得に!
ソフトバンクでんきの最大の特徴はご家庭の携帯電話(スマートフォン)、ひかり回線、でんき契約をすべてSoftbankに統一することです。
Softbankのスマホ+ソフトバンク光+ソフトバンクでんき
例えば3人家族でバリュープランのおうち割りを選択した場合、すべての特典を受けられれば2年間で最大161,840円相当!の金額がお得になります!!
……と、ここまでは『ソフトバンクでんき』の宣伝みたいな形で持ち上げてきましたが、ここからはソフトバンクでんきのデメリットなんかをまとめてみます。
おいしい話には裏がある。お得そうな『ソフトバンクでんき』のデメリット
ここではソフトバンクでんきのデメリットをまとめます。新電力(ソフトバンクでんき)への契約を考えている方は参考にしてみて下さい。
■ソフトバンクでんきの主なデメリット
・携帯電話やスマートフォンと同じ2年縛りがある
・ソフトバンクでんきの『おうち割り』の割引き額は月200~300円
・毎月の電力使用量が低いとかえって割高になる
携帯電話やスマートフォンと同じ2年縛りがある
SoftBankが提供する『ソフトバンクでんき』には携帯電話やスマートフォンと同じように契約に縛り期間が存在します。
スタンダードプランは1年契約(1年縛り)の自動更新となり、プランを解約する時に解約事務手数料として540円が発生します。
バリュープランとプレミアムプランは2年契約(2年縛り)の自動更新となり、更新月以外での解約には期中解約金として2,500円、5,000円が発生、これに別途 解約事務手数料(540円)が掛かります。
ソフトバンクでんきの『おうち割り』の割引き額は月200~300円
実はSoftbankの携帯電話(スマホ)と電気の契約をセットにしたところで毎月お得になる金額は月200~300円程度にしかなりません。(※一応、電気代1,000円ごとに5ポイントのTポイントが貯まるのですが、年間でも600円程度の節約にしかつながらないのでここでは無視します。)
1~2年の縛り期間がある電気契約にしては正直メリットが薄いです。
■別にソフトバンクでんきを申し込まなくても『おうち割り』は受けられる。
『おうち割り』とは、SoftBankの携帯電話と自宅の固定回線(ひかり回線やADSL、SoftBank Air2)をセットで契約すると毎月の携帯電話料金が最大2,000円引きになる特典です。
「おうち割りのセットで2年間、最大16万円お得に」の割引き金額の大半が携帯電話とネット回線のセット契約によるものです。
この『おうち割り』はソフトバンクでんきへ申し込まなくても受けられるので、別に電力会社までSoftBankにする必要はありません。
■携帯電話(スマホ)をSoftBankで契約しているのなら『ソフトバンク光』がおすすめ
以前は携帯電話と固定回線のセット割りは禁止されていたのですが、確か2015年頃からそれがようやく解禁されて、携帯電話とひかり回線などのインターネット回線を同じ通信会社で契約すると料金の割引きなどが受けられます。
例えば4人家族全員がSoftBankの携帯電話を持っていて、自宅のネット回線(ソフトバンク光)をセットで契約すると毎月最大8,000円の利用料金の節約につながります。
3Gケータイ(ガラケー)でも最低500円の割引きを受けられるので、もし自宅の携帯電話やスマートフォンをSoftBankで契約しているのなら、自宅のインターネット回線はソフトバンク光などのSoftBankグループで統一するのがおすすめです。
▼ソフトバンク光 公式サイト
毎月の電力使用量が低いとかえって割高になる
東京ガスが提供する電力プランもそうなのですが、毎月の使用電力が少ないと電気料金が割高になります。ソフトバンクでんきも同じで毎月の電力使用量が300kWh以下、月の電気代換算では月額6,000円以下の家庭では逆に電気料金が高くなります。
ソフトバンクでんきへの申し込みをする目安として、毎月の使用量が最低350kWh、電気料金だと月8,500円以上のご家庭なら料金の節約につながると思います。ただこの位の電力使用量だと節約できても年間1,000円くらいの金額なので乗り換える方がいいかと言うと微妙なところです。
SoftBankが提供する電力サービス『ソフトバンクでんき』のメリット、デメリット まとめ
最後に『ソフトバンクでんき』の評価点は?と聞かれたら5段階評価で★2~3くらいです。その理由は?と言うと、ソフトバンクでんきは中途半端なんですよ。
SoftBankの携帯電話を利用しているなた自宅の固定回線をソフトバンク光等にまとめたほうがお得なのですが、電気まで統一したほうがおすすめかというとそうでもありません。
ソフトバンクでんきは契約に縛りの期間が設けられているわりには値引きの金額が低く、電力のプランを選択するなら他にも優良な新電力のプランがあるからです。乗り換えにメリットを感じないのなら既存の大手電力会社のままでも問題ないと思います。
■『ソフトバンクでんき』がおすすめなご家庭は?
あえてソフトバンクでんきのメリットを探すとしたら、オール電化の家庭などで月平均1万円以上(春、秋8,000円~夏、冬15,000円前後)電気代がかかる家庭なら、年間で7,000円程度の節約になるのでソフトバンクでんきに乗り換えるメリットがでてきます。
また関東のエリア限定ですが、プレミアムプラン(2年契約)に申し込めば新規加入特典としてTポイント8,000円相当をもらえるので、こういった特典を上手く活用すれば結構お得に新電力を契約することが可能です。
■ソフトバンクでんき公式サイト『プレミアムプラン』詳細
→新電力サービスで電気代の見直し! 詳しくはコチラから/SoftBank
新しい電力自体は調べると安い優良なプランを提供している電力会社もあるので、新電力に興味のある方はこれを機会に調べてみると面白いと思います!
▼『ソフトバンクでんき』公式サイトへ