ソフトバンクはデータ通信をあまり行わないライトユーザー向けに
4月以降、新たに1GBのデータ定額プランを導入することを発表しました。
注目のソフトバンク1GBのデータ定額プラン
スマ放題ライト 通話し放題ライトプラン |
スマ放題 通話し放題プラン |
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基本プラン | 1,700円 | 2,700円 |
データ定額パック 1GB | 2,900円 | |
S!ベーシックパック | 300円 | |
月額料金 | 4,900円 | 5,900円 |
新プランでは月間のデータ通信量1GBのプランが月額2,900円、データ通信が1GBを超過すると通信速度が128kbpsに制限されます。
それに基本プランの『スマ放題ライトの月額1,700円』とネットへの接続サービス『S!ベーシックパック』の月額300円とあわせて、月額4,900円でスマートフォンが利用できるようになります。
総務省に言われたので取りあえず月額5,000円以下の料金プランを出した感が拭えませんが、税込だと月額5,000円を越えますね。
NTTdocomoやauのプランも同じになるでしょう
ソフトバンクが新しい料金プランの詳細を発表してきたので他のキャリアの料金プランも予想できます。他社のdocomoやauも同じようにデータ定額パック1GBのプランで月額4,900円、この料金でキャリアのスマートフォンを使えるのが高いと思うのか、安いと感じるのかでユーザーの判断が分かれることでしょう。
キャリアのプランは『実質』安くなったのか?
スマートフォンのプランはauの一番安いプランでも月額6,200円(3GBのプラン)でした。それが月間のデータ容量は減りますが、これからは月額4,900円でスマホを維持できるようになります。
ただ今後は『実質0円』『実質無料』といった売り方に規制が掛かり、iPhoneなどのハイエンドスマホを新規・MNPで購入するときに端末代金が最低でも2~3万円ほど発生すると言われています。
新たに始まる「初期契約解除制度」
もう1つ、今年の5月から私たちの通信契約の環境がかわる新制度『初期契約解除制度』がスタートします。
▶初期契約解除制度とは
通信契約全般のクーリングオフ制度のようなもので
携帯電話契約や光インターネット契約時のトラブルが多いことに対して、2016年5月21日より「電気通信事業法等の一部を改正する法律」をスタートする新しい法律です。
具体的な内容は
・高齢者などへ丁寧な説明を義務付ける
・2年縛りなどの自動更新時期を事前に通知する義務
・通信サービスの料金内訳や支払い時期などの書面記載を義務付け
・複雑な料金制度を図で示すことを義務付け
・有料オプションサービスに対して名称や料金、解約条件の義務付け
・初期契約解除制度の導入
「利用者は、契約締結書面受領後等から8日間は、相手方(電気通信事業者)の合意なく契約解除できる。また、本初期契約解除制度の規定に反する特約は無効とする。」
・契約(サービス開始)より、解約できるのは8日間
・電波状況が悪いなど、利用状況が十分でない場合に解約できる
・契約書類が無いなど説明が不十分な場合は解約できる
・説明に虚偽や不十分などがあった場合に解約できる
・解約までに発生した利用料金や手数料は支払う必要がある(ライブドアニュースより引用)
この法改正により通信プランの契約から8日以内なら解約できるようになります。
当然、利用者側の身勝手な都合で契約を解除することはできませんが
通信プランを契約したけど速度が遅すぎて使い物にならない、販売時に言われた条件と内容が違うなどと言った場合は8日以内なら契約解除をすることが可能です。
この法律によりWimaxやポケットWi-Fiなど特に利用場所により、通信の速度に差が出やすいモバイル回線を契約するときに助かります。
SoftBank airではすでに契約場所で万が一インターネットに接続できない場合には、Airターミナルお受け取りから8日以内に連絡をすれば、解約金などが掛からずに解約できる制度を導入しています。今回の法律により他の通信プランでも解約しやすい環境が整うのは、利用者にとってメリットがあると思います。