日本電信電話株式会社（NTT東日本、NTT西日本）は2015年7月31日
アナログな電話回線網を利用した通信サービス『フレッツ・ADSL』の新規申し込みの受け付けを、来年の2016年6月30日までで終了することを発表しました。
1999年頃からADSLがインターネットの普及と共に一般に浸透し始めてから約15年
ADSLサービスの提供に必要な関連部品の製造終了や保守点検のコストの増加
ひかり回線サービスの普及、wimax、softbank airなど色々なモバイル高速通信の登場により新規のADSLの申し込みの激減、既存の利用者数も年々減少していくばかりなのでNTTもついにADSLサービスの『新規受け付けの終了』ですが、サービスの縮小を開始したようです。
2000年代 ADSL利用者の推移
NTT東日本では2014年度末時点でのADSL加入件数は55万件と同、ひかり回線の1040万件を大きく下回っています。
総務省の資料によると2015年3月末時点での国内ADSLの全契約数は375万3000件と、前年3月の同じ時期よりも約72万件の減少
NTT東西のADSLサービス『フレッツ・ADSL』の14年度の契約数は121万9000件とピークだった2005年度末（568万2000件）の4分の1以下にまで減少しています。
自宅に電話回線さえ引いていればインターネットが使用できるようになる利便性から、まだADSLサービスへの新規契約を申し込む利用者がいるものの、全体の契約者数は減少の一途をたどっています。
インターネット回線 ADSLのこれから
日本電信電話株式会社（NTT東日本、NTT西日本）の『フレッツ・ADSL』の新規受付は2016年6月30日をもって終了しますが、現在進行形でADSLの契約をしている人はそのまま継続して利用可能です。
他にも『フレッツ光ネクスト』を利用できない地域に限っては、まだフレッツ・ADSLの新規申し込みの受け付けを行うみたいです。（※大手通信会社のKDDI（au）もADSLの新規受け付けを終了してしますから、徐々にADSLを契約できる場所が少なくなています。）
もしそれ以外の地域でADSLの新規申し込みをする場合はNTT以外のプロバイダを選べば、まだADSLの契約は可能です。
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